インターネットバンキングにおける電子納税を税理士が解説!
インターネットバンキングにおける電子納税とは?
法人税の確定申告手続きには
申告書の提出である申告と
申告書に記載した税額を納税するという
2つの手続があります。
このうち申告は税理士に依頼すれば
電子申告によりネット上で申告が行われる
ということが多いと思います。
しかし納税は納税者である法人が行う
手続になりますので電子納税があまり浸透して
いないということがあります。
電子納税についてはダイレクト納付を使えば
簡単に納税を行うことが可能です。
しかしダイレクト納付を行うための
手続が必要になるので面倒です。
国税と地方税でルートは異なるのですが
インターネットバンキングにより納税を行う
という方法があります。
こちらは事前の口座の設定を行うことがなく
電子納税をすることができます。
国税と地方税での電子納税の方法
電子納税についてインターネットバンキングを
使う場合には国税と地方税でルートや税目が異なります。
前提としてペイジーが使える金融機関が
電子納税を行うことができます。
法人税のうち国税とは
法人税と地方法人税となります。
法人税のうち地方税とは次のようになります。
①東京23区の場合
法人事業税と法人都道府県民税
②東京23区以外
法人事業税、法人県民税、法人市民税
ということになっています。
国税の納税方式は次のようになります。
①e-TaxソフトWEB版にログイン
②送信結果・お知らせをクリックして
③メッセージボックスに入ります。
④申告したメール詳細を表示させると
⑤インターネットバンキングのボックスをクリック
⑥金融機関検索をして
⑦インターネットバンキングにログインすると納付可能です。
地方税は次のようになります。
①地方税の納付書を用意しておきます。
②インターネットバンキングのペイジーを開きます。
③納付書に書かれている
収納機関番号、納付番号、確認番号、納付区分を
入力することになります。
④金額を入力して納税完了になります。
注意点は納付書の発行当日は
ペイジーを使えないことです。
電子納税を行うと国税と地方税で共通なのは
領収書が発行されないことです。
納税の確認は通帳の出金明細や通帳そのもので
行うことになります。
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