【個人事業主】お金の収支の管理と税金のスケジュールを見込んだ資金繰り
お金の収支の管理
お金の収支の管理は資金繰りといいます。
収支のうち収入はお金が入ってきたこと
支出はお金が出て行ったことです。
収入と支出を合わせて収支になり
収支を管理・計画することが資金繰りです。
さて、副業ではなく事業所得のみの
個人事業主の収入は売上金の入金が
基本的に収入になります。
対して支出では、事業で使った費用と
生活費や交友費などで使う個人的な
費用があります。
イメージで申し上げると売上金で
事業経費と個人的な経費の両方を
賄う必要があります。
事業経費以外には税金の支払いがあり
1年間で得た事業所得を基に計算するため
税金は後払いになります。
結果、その年で売上金を使いすぎてしまうと
税金を支払うことができなくなる可能性があります。
こうしたことを未然に起こらないようにするため
資金繰りが必要になります。
税金のスケジュールを見込んだ資金繰り
資金繰りというと難しいイメージが
あると思いますが個人事業主では
簡単な表にしておくとよいです。
すなわち
収入:売上金の回収のみ
支出:事業経費と個人経費、税金
これらをエクセルにして月ごとに
金額を入れて計画するのです。
さて、売上金の回収、事業経費と
個人経費はこんな感じで使いたい
として数字を入れることができると思います。
しかし、税金はいくらになるのかとか
いつ支払うのかがわからなくなります。
以下、税金の支払いのスケジュールを
まとめてみます。
①所得税:3月15日が納付期限
②消費税:3月31日が納付期限
③住民税:6月、8月、10月、翌年1月が納付期限
④事業税:8月と11月が納付期限
金額は次のようにざっくり計算した
金額にしておくとおつりがくると思います。
①所得税:事業所得の10%~20%
②消費税:売上の2%(2割特例が使えることが前提)
③住民税:事業所得の10%
④事業税:事業所得の5%
本来であれば所得税や住民税
では所得控除といわれる基礎控除など
を事業所得から差し引きますが
それを考慮にいれないで計算することで
多めに税金を計算しておき将来のお金の
計画をしやすいようにしておきます。
年間の売上と事業経費はある程度
概算で出しておけば、税金がいくらくらいに
なるのかがわかり何もしないよりは
不安は少なくなると考えます。
融資はマル経融資を申し込む
お金がどうしても足りないのでどうにか
したいと考えている場合には融資を
申し込むことになります。
融資とはお金を借りることです。
おすすめはマル経融資になります。
マル経融資は商工会議所経由で
日本政策金融公庫に申し込む融資制度です。
比較的低利率で借りることができるため
おすすめになります。
融資額は最大で2千万円になっており
粗利をベースに融資額が決まります。
サービス業で物の仕入がなどの原価がない
事業の場合には売上=粗利なので
比較的多くの融資額になります。
また、利息の補助金が市区町村で
助成していることがあります。
すこし時間はかかりますが利息の補填で
助成金を受けることができる場合があります。
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