【資金繰り】銀行融資は取引が全くない銀行からでも可能なのか？
銀行融資は取引がない銀行でも可能か？
結論を申し上げると可能です。
ただし、どうあっても貸すことができない
財政状態や経営成績ではどうしようも
ないことがあります。
財政状態とは貸借対照表で表示
される状態を指し
経営成績はとは損益計算書で
表示される状態です。
取引が全くない銀行に融資を
申し込むタイミングは決算が
終わった時である
法人税の申告をしたすぐが
最適になります。
銀行では過去の実績も考慮して
融資判断を行うのが現在の実務
になります。
対してお金をいくら貸すのかは
将来の事業計画を基に計算する
ことが一般的です。
このときに、過去の実績ですでに
返済可能性に疑問が出てしまう
会社にあっては入り口で難しい
場合があります。
融資をすることに積極的であった
としても事業計画などで返済能力
と乖離している場合には
会社が欲しい融資額に及ばない
金額が融資されることがあります。
まとめると
融資ができるかどうかの判断は
過去の決算書で判断を行い
融資される金額は将来の
事業計画を基に計算される
ことになります。
信金、地方銀行、メガバンクのどれを選択する？
銀行と一口に言っても色々な
名称の銀行があります。
信用金庫は信金と呼ばれていて
取引を行うには出資を信金へ
行って開始されます。
信用金庫は株式会社形態とは
ことなり協同組合としての性質を
持っているため
協同組合の仲間になってもらい
その仲間と取引するためです。
地方銀行は、都道府県を単位とした
信金よりも大きな銀行です。
その分、信金よりも大きな金額の
融資を必要としている会社に対して
サービスを提供しています。
最も大きな銀行はメガバンクと
呼ばれているところです。
対応している会社は様々で
上場会社から中小零細まで
事業の大小にかかわらず
いろいろなところに融資を行って
いることになります。
サービスの違いを申し上げると
メガバンクの融資担当者は
ほぼ会社に来ません。
一度取引をした段階で次に来るのは
決算が終わったころ合いか
担当者が人事異動になり引継ぎに
来るころあいになります。
必要最小限のこと以外はしない
のが普通です。
地方銀行もメガバンクと大差ない
ような対応をしていることが多いです。
主に都市部にあるためメガバンクの
担当者と同様に担当件数が多く
1件ずつの担当先を訪問して
といった時間はないからです。
最も親身というかいろいろ相談に
乗ってくれるのは信金になります。
地元に密着していますし
出資した仲間になりますので
単なる取引先という認識
ではないからだと考えられます。
中小企業は地元の信金を頼る
中小企業が取引を全くして
いない銀行に融資を持ち掛ける
場合には地元の信金を頼るのが
王道になります。
近年だとネット銀行で法人口座が
作りやすくなり逆にメガバンクなどの
大きな銀行では法人口座を作り
にくくなっているため
信金の存在感は多少薄れている
ように感じますが
先ほども申し上げたように
会社が信金へ出資金を出資して
取引が始まります。
そうとうおかしな事業でない限り
断られることはないと考えられます。
地元密着の銀行になるため
取引がスタートした後には
融資の相談にも乗ってくれます。
事業計画がしっかりしていて
ある程度の返済能力があるのであれば
通常の融資以外にも手形貸付で
短期資金を融通してくれる可能性があります。
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