【個人事業主のインボイス】消費税の確定申告と消費税の納付額の処理
消費税の確定申告
2023年10月からインボイス制度が
始まって2023年から消費税の
確定申告をするかたが増えると思います。
消費税の確定申告をする場合には
①課税期間
②消費税の会計処理
を理解する必要があります。
課税期間とは消費税の対象に
なる期間です。
2023年は変則的になっている
個人のかたが多いと思います。
2023年10月からインボイス
発行事業者になっているため
10月から課税事業者になって
いることで2023年の課税期間は
2023年10月~12月になります。
この期間の取引が消費税の
確定申告に反映されます。
消費税の会計処理は
売上は課税売上10%又は
軽減税率になり
経費は課税仕入10%又は
軽減税率になります。
これらを集計して
売上の消費税-支払の消費税
で計算する方法が本則課税です。
簡易課税は売上の消費税のみ
第一種事業から六種事業の
いずれかになります。
経費の消費税の処理はしても
しなくてもどちらでも問題ないです。
簡易課税の計算は
売上の消費税-(売上の消費税×みなし仕入率)
で計算します。
2割特例は売上の消費税のみ
課税売上10%又は軽減税率
で処理を行います。
2割特例の計算は
売上の消費税-(売上の消費税×80%)
で計算します。
消費税の納付額の処理
2023年10月以降にインボイス
発行事業者になったかたの多くは
消費税の納税が発生するものと
推測されます。
ここでは納税することになる消費税
のおすすめの会計処理を解説します。
消費税を納税する金額は
所得税では必要経費にできます。
結論から申し上げると
2023年の消費税の納税する金額は
2023年の必要経費に計上します。
具体的な会計処理は
(借方)租税公課(貸方)未払金
になります。
こうすることで2023年に減った手取り分
が必要経費になるため所得税と住民税
の課税対象金額が減ります。
つまり、所得税と住民税の納税が
減ることにつながるわけです。
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