インボイス制度
手書きの領収書はインボイス制度で発行できるのか?
手書きの領収書でも大丈夫な場合
インボイス制度で手書きの
領収書は有効なのか?
答えは、YESです。
ただし、インボイスの記載要件を
すべて満たさないと仕入税額控除の
要件にならなくなります。
手書きの領収書で実務上問題と
なる場面としては
インボイスの記載要件のうち
何かが欠落してしまうことです。
具体的には、消費税率の書き漏れ
消費税額の書き漏れだと思います。
私は手書きの領収書を多く見る
機会がありますが
手書きの領収書で消費税率や
消費税額が書かれている
完璧な領収書は多くないです。
上様領収書で仕入税額控除できる?
手書きの領収書のうち上様領収書
でも問題ないのかというと
一般的な記載要件があるインボイス
では相手方の名称又は氏名を書く
必要があるため
仕入税額控除の要件に
赤信号がともると考えます。
税務調査で宛名についての
細かい指摘をうけるかどうか
仕入税額控除を否認される
かどうかは別にしてです。
一方、インボイス制度には
適格簡易請求書(簡易インボイス)
があります。
一定の業種を行っている事業者が
発行できるインボイスです。
簡易インボイスの記載要件には
相手方の名称又は氏名を書く
要件がありません。
結果、簡易インボイスで
他の記載要件を満たしていれば
上様領収書であったとしても
仕入税額控除を妨げる要因
にはならないと考えます。
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