【令和5年税制改正大綱】NISA制度の変更点とは?
新しいNISA制度
令和5年税制改正大綱にて
新しいNISA制度の概要がありました。
次の通りです。
①非課税保有期間の無期限化
②口座開設可能期間は期限を設けない
③NISA制度を恒久化
これらの改正は現行NISAの
問題点を改善する法改正になります。
今までNISA制度は非課税となる
期間が設定されており
いわゆるNISA口座を開設する
期限もありました。
非課税期間に上限があったため
NISA口座を開設する時期にとっては
最大の非課税期間にならない
という最大の問題がありました。
令和5年税制改正大綱の案では
すべて無期限になるため
いつNISA口座を開設したとしても
その方にとっての非課税期間になり
非課税を受ける恩恵が継続的に
受けられる結果となりました。
新しいのNISAはどうなる?
新しいNISAでは次のように
年間投資額という枠で金額の
上限が設定されています。
制度 | いままでの上限額 | 改正の上限案 |
つみたてNISA | 年間40万円 | 年間120万円 |
一般NISA | 年間120万円 | 年間240万円(注) |
(注)は一般NISAについて
「成長投資枠」という枠が設けられ
その枠の年間投資上限額が240万円
ということにされました。
「成長投資枠」を使うことで
つみたてNISAと一般NISAで
どちらでも運用をすることが
可能になりました。
結果、非課税となる上限額は
120万円+240万円=360万円です。
生涯の非課税限度額に注意
非課税限度額とは生涯で使える
NISAの非課税の限度額です。
制度 | いままでの上限額 | 改正の上限案 |
つみたてNISA | 800万円(40万円×20年間) | 1,800万円 |
一般NISA | 600万円(120万円×5年間) | 1,200万円 |
つみたてNISAの1,800円は
年間120万円積み立てたとすると
15年で上限になる計算です。
一般NISAは240万円投資したとすると
5年で上限額になる計算です。
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