【国税庁レポート2022年】税務行政の将来像はこうなる!
デジタルを活用した抜本的な見直し
国税庁はデジタルを活用した抜本的な
見直しについて次のように説明しています。
国税庁では、「納税者の利便性の向上」と「課税・徴収の効率化・高度化」を2本の柱として、デジタルを活用した、国税に関する手続や業務の在り方の抜本的な見直し(税務行政のデジタル・トランスフォーメーション)に取り組んでおり、「税務行政DX~構想の実現に向けた工程表~」を公表し、取組を進めています。
納税者の利便性の向上としては
次のことが公表されています。
①申告・申請等の簡便化
②自己情報のオンライン確認
③チャットボットの充実等
④プッシュ型の情報配信
課税と徴収の効率化・高度化として
次のことを行うようです。
①申告内容の自動チェック
②IA・データ分析の活用
③照会等のオンライン化
④WEB会議システム等の活用
デジタルによる行政の効率化で起こること
税とデジタルは親和性が高いです。
なぜなら個人情報、金額といった
分析がデータでできるからです。
国税庁はすでにデジタル化を進めていて
実際の現場で活用されています。
申告内容の自動チェックはKSKシステムという
申告書の内容をOCRで読み取る機械が埼玉県に
あります。
近年は電子申告の普及によって申告内容を
デジタル処理で読み込み
申告内容をAIによるデータ分析を行う
ということもできるようになっているようです。
WEB会議システムにより税務調査を行う
ということがすでに行われています。
まだ大法人向けになっていて
国税局の職員が法人のデータサーバーに
アクセスして税務調査を行うといった
税務調査になっているようです。
結論として、今後は国税庁がデジタルに
もっと力を注いで行政手続きを効率的に
行う未来が待っていることになります。
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