建設業向け

建設業の請負工事では工事利益の把握に工事台帳が必要な理由


請負工事の工事利益とは?

請負工事の工事利益の計算は

会計的に次のようになります。

 

①売上高

②直接費(材料費、人件費、外注費)

③間接費(工事における共通経費)

④①ー②ー③=工事利益

 

工事利益の計算上では

直接費と間接費に分けることになります。

 

直接費とはその現場だけに

直接かかった経費になります。

 

間接費とは特定の現場ではなくて

請負工事全般に係る経費になります。

 

 

工事利益の把握に工事台帳が必要な理由

工事台帳とは工事現場ごとの利益を

確認するためにつける台帳です。

 

工事利益の計算は売上高から

直接費と間接費を控除すれば

済む問題ですが

 

これだと全体の請負工事の利益を

計算できても各現場ごとの工事利益を

確認することができません。

 

現場ごとに売上高、直接費、間接費を

分けて確認するのが工事台帳です。

 

工事台帳に各現場ごとでの数字を

入れることで現場管理を数字で

行うことができるようになります。

 

工事台帳を作成しない建設業は

現場管理ができているだけで

数字上の管理ができていないので

儲ける機会を失う可能性があります。

 

 

 

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