建設業向け

【建設業の個人事業主向け】お金を増やすための投資と節税対策とは?


個人事業主で所得を圧縮する方法

個人事業主の節税手法として経費を

使えば事業所得が圧縮されて

結果として所得税の課税対象が減る

という手法があります。

 

このときの問題点は経費を使うので

税金は減りますが使ったお金も減る

ということです。

 

ここで視点をずらした節税方法が

あります。

 

イデコでお金を使うことです。

イデコの特徴は手持ちのお金を使って

投資をし、将来の備えにすることです。

 

イデコは月額5,000円から最大で68,000円

まで掛金を拠出することができます。

 

イデコに使ったお金は全額、所得控除の

小規模共済等掛金控除と言って

事業所得から差し引ける金額になります。

 

加入期間中で投資などで利益がでても

税金の課税対象とはなりません。

 

最終的にイデコが終了したときに

年金方式でもらう場合には雑所得

退職金形式でもらう場合には

退職所得になります。

 

つまり、支払うべき税金を将来に

繰り延べる効果があります。

 

同じお金を使うのなら

将来のお金を増やすイデコを

行ったほうが無難です。

 

 

経費でお金を使う前に積立NISAをする

次に経費でお金を使う前に

現在あるお金を増やすことも

考えておくと事業ではよいです。

 

建設業の個人事業主の場合に

けがのリスクがホワイトワーカーより

高くなっています。

 

したがって、半年くらい働くことが

できなかったとしても問題なく

生活することができるように

お金を増やしておく考え方が大切です。

 

いきなり半年分の生活費を貯めるのは

ちょっと厳しいのでここでは積立NISA

による方法を考えます。

 

積立NISAとは年額40万円を上限に

投資信託などに投資した運用収益が

非課税になる制度です。

 

確定申告で経費にはなりませんが

年間上限の40万円を強制的に

貯めるにはうってつけの方法です。

 

最長で20年間非課税になりますが

現行法令上では2037年12月までの

時限措置になっています。

 

それでも今年始めれば

約15年は非課税になるので

40×15=600万円の非課税を

受けることが可能になります。

 

一応、投資信託などへの投資なので

元本割れのリスクは存在します。

 

私はすでに積立NISAを行っていて

年利10%程度の運用収益があります。

 

現在では元本割れのリスクを

個人的に感じたことはありません。

 

以上のイデコと積立NISAをしてから

経費で事業所得を圧縮するといった

方法をとることが順番だと考えます。

 

 

 

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この記事は、この記事を作成してる時点の法令に基づき

書かれています。法令に改正があった場合には、現在の

取り扱いとは違った取り扱いになる可能性があります。

 

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