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創業融資で行ってはならない融資とは？

創業融資で行ってはならない融資は

販売費および一般管理費を賄うための融資です。

販売費および一般管理費とは

損益計算において粗利で賄うべき会社の固定費です。

販売費および一般管理費を賄うための融資とは

結論から申し上げると事業の粗利で賄えないので

お金を貸してほしいと頼んでいるようなものです。

上記の表現を変えると

「弊社は固定費を支払えません。お金貸して！」

になります。

創業融資の負の側面としては

これでも要件に該当すれば融資は実行されます。

私が行ってはならない融資であると申し上げる

理由は、固定費さえ賄えないのにどうやって

融資を返済する原資を捻出するのかが不透明だからです。

融資の返済の原資は損益計算で申し上げると

法人税を納付した後の利益となります。

結果、法人税を納付しても会社の決算上で

利益にならないと返済原資が会社に溜まらない

という意味になります。

業績が良くなり黒字にならないと

融資の返済が難しくなることになります。

販売費および一般管理費の融資がダメな理由

販売費および一般管理費の融資がダメな理由は

固定費だからと申し上げました。

販売費および一般管理費は

個人に置き換えれば生活費に相当します。

例えば、個人が生活費を賄うために

消費者金融などからお金を借りると聞いたら

どういった印象を持ちますか？

生活費を切り詰めろ、収入を増やせ、働け！

といったアドバイスになりませんか？

つまり、販売費および一般管理費を賄うための

融資にはそういった側面が出てくるわけです。

創業で最も難しいことは

販売費および一般管理費を賄うための

利益を上げることです。

利益を上げることができなければ

いつかは融資の返済ができなくなり

事業資金さえ底をつくことになります。

創業では販売費及び一般管理費を計算して

賄えるためだけの利益が出るのかをシュミレーションし

返済原資を貯めることができることを確認してから

事業を起こしても遅くはないことになります。

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この記事は、この記事を作成してる時点の法令に基づき

書かれています。法令に改正があった場合には、現在の

取り扱いとは違った取り扱いになる可能性があります。