金融機関との融資で重要なことは3つ!融資に強い税理士が解説!
金融機関との重要なこと3つ
金融機関との融資では3つのことが重要です。
①いくら必要なのか?
②何のために使うのか?
③返済可能なのか?
現実では、金融機関へ社長さんが
「お金が足りなくなったのか貸してくれませんか?」
という説明だけで融資が実行されている現場が
多いのだと思います。
確かに、これでも融資が実行はされます。
ただし保証会社の融資枠があるときまでとなります。
保証会社の融資は原則80%までは保証会社が
保証を行ってくれます。
金融機関としては貸せる範囲内で
会社へお金を融資することになります。
説明する方法を解説
上記の重要なこと3つを説明する方法を
解説したいと思います。
①いくら必要なのか?
会社の運転資金はいくらですか?
事業拡大により増えていませんか?
事業縮小で一時的に資金繰りが悪くなっていませんか?
など金額を算定できる原因があるはずです。
そこからいくら必要になるのかを考えて
金融機関の担当者と相談していくと
金額が分かってくると思います。
②何のために必要なのか
融資されたお金の使途について説明を行う
ということが必要です。
金融機関としては迂回融資など本来の融資目的とは
異なった使われ方をすると問題となるからです。
運転資金、設備投資など何に使うのかを
探すことになります。
③返済できるのか?
返済できるのかどうか説明する資料としては
事業計画書となります。
このときに説明してほしいことは
返済できることだけに集中した数字の作成です。
よくある事例は、増収増益の非現実的な
事業計画書を作成することです。
増収とは売上が増加すること
増益とは利益が増加することです。
将来のことが分からないにもかかわらず
増収増益を証明することは難しいです。
事業計画書の目安としてはやったことがある数字で
作成することです。
自社に財務の専門家がいれば
返済できるミニマムの数字を洗い出して
作成するだけでも良いことになります。
現実的には自社の預金口座に
運転資金が1カ月~3カ月あるような資金計画を作成し
そこから逆算する形で損益を考えることになります。
公式ブログはこちら(平日毎日更新中)
この記事は、この記事を作成してる時点の法令に基づき
書かれています。法令に改正があった場合には、現在の
取り扱いとは違った取り扱いになる可能性があります。