ダイレクト納付と手続きを解説
ダイレクト納付とは?
ダイレクト納付とは電子申告をした申告書と
納付する情報を紐づけして納付する方法です。
要するに金融機関に出向いて、窓口に並んで
納付する必要がないメリットがあります。
2020年3月21日現在では国税と地方税の両方で、
かつ、ほぼすべての税目で行うことができます。
「ほぼ」という表現ですが、一部ダイレクト納付が
できない税目も存在するわけです。
基本的には法人税、所得税、消費税、源泉所得税
国際観光旅客税などが国税で対応可能な様です。
地方税では、法人都道府県民税、法人事業税
特別法人事業税、法人市町村民税、事業所税
個人住民税が対応しています。
事業を行っている人は聞いたことがある
税金が対象となっていると思います。
国税の手続
国税でダイレクト納付を行うには
①初回のみ電子申告利用開始手続きを行います。
②ダイレクト納付口座の届出
③電子申告
④電子申告に紐づいた情報でダイレクト納付
という流れになって行きます。
実務上の注意点は
税理士さんが関与している納税者さんは
すでに電子申告の利用開始届出をしているので
その情報を税理士さんから教えてもらうことです。
または税理士さんに依頼して手続きを代行して
もらうということもできます。
どちらかというと税理士さんに代行をしてもらった方が
手続はスムーズになるかと思います。
地方税の手続
地方税の手続きも国税と同じような感じです。
①初回のみ電子申告の利用開始届を行う
②PCdeskという地方税の専用の電子申告用のソフトを
PCへインストールします。
③ダイレクト納付用の口座情報を登録して
口座振替依頼書を作成
④③を金融機関へ郵送することになります。
地方税のダイレクト納付の手続上の注意点は
電子申告しないとダイレクト納付ができないことです。
全部インターネットで完結する必要があります。
また税理士さんが関与していれば
地方税の利用開始届出もすでに行っているので
税理士さんに代行をしてもらった方がスムーズです。
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