【売上計画】費用を積み上げて売上の計画を行う
費用から積上げて売上を計画する理由
答えは
売上を最初に決めても黒字になるかどうかわからないから
です。
売上計画をしてみるとわかります。
例えば、年間の売上を1,200万円にして
毎月100万円の売上を上げるように
すると計画したとします。
では、年間1,200万円の売上で
事業は黒字になるのでしょうか?
そもそも、毎月100万円の売上を
獲得する根拠は何でしょうか?
事業では収入ー費用で計算します。
収入>費用で黒字になります。
以上のことから費用でいくらかかるのかを
計算してから売上をいくら獲得すれば
黒字になるのかがわかります。
売上を計画するための考え方
事業で使う費用を積み上げて
黒字にするための売上の金額を
特定したとします。
では、黒字になることを特定した
売上の金額はどうやって得るのか
どうやって実現するのかになります。
売上の金額の計算は
単価×販売数になります。
税理士業をやっているとして
一つの関与先で平均月単価
3万円だったとします。
すると顧客1社と契約した場合は
3万円×12=年36万円が確定できます。
売上1,200万円を達成したいと
考えると1,200÷36万円=約33件です。
この考え方は先ほどの
単価×販売数=売上
を入れ替えただけです。
売上は黒字にできる金額で確定
単価は月平均で3万円を確定
結果、販売数だけがわからないので
売上を単価で割れば販売数がわかる
という計算をしただけです。
今回の税理士業の計画だと
1,200万円の売上を3万円で達成する
ためには33件の顧客が必要なのです。
事業でコントロールできるのは費用だけ
売上は事業者に相当な価値がないと
市場価格で決まることが多いです。
また、価格交渉では心理戦になる
可能性があります。
それに見込み客との出会いが
難しいところがあります。
結果、先ほどの例で申し上げると
33件の顧客と契約できるかは未知数です。
では、事業者がコントロールできる
ところはどこかというと費用だけです。
費用は、あなたが使うかどうかを決める
ことができるものです。
売上が達成できるのか不明な場合は
費用を下げるしかありません。
極力費用を使わないようにして
もう一度、必要な費用のみで
積上げると黒字にするための
金額も同時に下がります。
このようにして売上計画をつくって
いくことになります。
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