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不動産投資の融資を銀行がしたがる理由を税理士が解説


不動産投資の融資を銀行がしたがる理由

不動産投資の融資は銀行が最も

行いたがる融資になります。

 

理由は不動産物件に抵当権を設定できるので

もし融資が回収不能でも物件を差し押さえてれば

融資を回収できるめどがあるからです。

 

事業の運転資金に比べてハードルが

低い融資になります。

 

事業の運転資金はこれといった融資の回収の

確実性があるかといわれると難しいです。

 

不動産投資の融資は次の点で

回収することができる金額にめどがつきます。

 

①不動産の資産価値がある

②不動産を転売することで資金が手に入る

③不動産の収益性を評価するのが簡単

④収益性は損益計算によって把握可能

⑤融資の返済は賃料から確実に行なえる

⑥売却可能な資産に抵当権を設定できる

 

銀行から見ると次のように言い換える

ことができます。

 

①返済ができなくても資産を売却できる

②売却することで融資の回収が可能

③損益構造上、必ず黒字が見込まれる

④毎月賃料が貸主に入るので返済が遅延しない

⑤抵当権の設定で貸主がどうなっても大丈夫

ということになります。

 

 

 

銀行が融資をしたがる不動産物件を購入する

上記のように考えていくと

不動産投資で融資を銀行から受ける場合には

銀行が融資しやすい物件にするとよい

ということになります。

 

ですから必ずしもご自身が気に入った物件で

融資の審査が通ることではないことが言えます。

 

むしろ銀行が融資をしやすい物件を提案して

融資を受けた方が経済合理性があるわけです。

 

もちろん物件の融資を受けるために

物件を見つけるということだけでは

卵が先か鶏が先かになり本末転倒です。

 

物件の基本的な購入する判断としては

収益性がどの程度かを考える必要があります。

 

この点は毎月の黒字の金額と

キャッシュフロー計算を行うことで

本当に儲かる物件なのかを確認します。

 

 

 

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