フォワーディング業向け

【フォワーディング業向け】人事労務関するリスクと発生する問題を税理士が解説


人事労務に関するリスクとは?

フォワーディング業については経験がすべてです。

したがって経験が浅い人を雇い入れる場合には

給与が低く設定される可能性があります。

 

こうした事業運営が行われるのが

中小企業のフォワーディング業なので

人の流動性が高く、かつ、一定の周期になります。

 

人の流出が人事労務に関する

リスクになります。

 

何年か勤めると従業員は経験を積み

ある程度の仕事をこなすことができます。

 

ここで同業他社へ転職される

といったことが起こる可能性がある

というわけですね。

 

中小企業は人材育成センターではないのですが

育成センター的に使われる可能性があります。

 

人を引き留める場合には給与の金額のみが

判断材料になる可能性があります。

 

どんな要件を満たして、次のステージに行けるのか

といった給与規定をある程度の企業規模になったら

整備して人材流出に歯止めをかける必要があります。

 

 

 

発生する問題とは?

中小企業で発生する問題としては

未払残業代が多いと思います。

 

未払残業代とは要するに

サービス残業を従業員に課してしまうことです。

 

タイムカード上での勤怠は通常の労働時間であっても

実際は残業をしているといったことがあります。

 

そして、実際の労働時間を自分の手帳などに

記載しておいて未払残業代がある!!

として訴訟を提起されることがあります。

 

フォワーディング業ではこれに準じた

問題が発生する可能性があります。

 

年商ではおおむね10億円前後のときに

発生しているように感じます。

 

未払残業代以外では中核社員が辞める

チーム長とそのチームごと独立など

といった問題が発生する可能性があるのです。

 

独立に関しては無理やり止めることは

ちょっと難しいのですが

 

未払残業代に関しては事前に対応が可能です。

社労士や弁護士と相談して訴訟リスクを低くする

といった対応を考えておく必要があります。

 

 

 

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この記事は、この記事を作成してる時点の法令に基づき

書かれています。法令に改正があった場合には、現在の

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